農家の絵日記

道具も農地もない全くの非農家が、2016年秋に専業農家になりました。

中和作業

去年の黒大豆の失敗の多くは、その前年まで米を作ってた田んぼでした。

米は、基本的に水の量と肥料のやり方があっていれば誰でもそれなりにできます。
つまり、最低限の化成肥料のみを毎年大量に投入します。
それが米に全部吸いとられていようがいまいが、毎年規定と言われる量を大量に放りこむのです。
肥料さえやってればできます。

その肥料は土を酸性にしていきます。
さらに雨も最近は酸性だと言われています。
何年も米だけしか作ってない畑は、どう考えても酸性に片寄ってます。
酸性の土でも、肥料さえいれてれば作れるんです。

でも、黒大豆はダメ。

その酸性に傾いた土をアルカリ性側に引っ張るためには、一番簡単なのは(苦土)石灰をいれればいい。

今年は何が何でも豆の収入が欲しいので、全ての元田んぼに苦土石灰をまきます。
一反に約40kg。
少ないけど、時間と体力とお金の問題で今年はこれでいきます。
やらないよりはいいでしょ。
やりすぎよりは、やらない方がいいけど。

控えめ>やらない>やりすぎ。

それにしても、20kg背負っては手動でまくのは大変。。。
背負う時の背中の金具が、背骨に当たるんだよね。
何故だろう?
これがなければ、だいぶ余裕がでてくるはずなんだけど。
道具の使い方が間違ってるのかな?
今日は460kg。
明後日もう260kgはまく必要があるので、何とかしなくては。