新規就農時にもらってた補助金の手続きで、実際にどう管理されてるか実績はどうなってるかを確認しに担当者数名が来る日が年に2回ある。
それは、補助金が終了した今も、あと4年くらい続く。
10年は農業してくださいね、てやつ。
その現地確認日の朝。
地元の人以外は入ってこないであろう未舗装の細い畦道を慣れた感じで走ってくる軽バンが。
農家はだいたい軽トラだから、畦道を軽バンで走ってるのは僕くらい。
そして、降りながら
「おった、おった」
ハハハ。
馴染みのJAの職員だった。
「県道から見えたから」寄ったんだって。
大量の黒大豆に悪戦苦闘してる僕を何かと気にかけていろいろ教えてくれるので、助かるんだ。
作業してる畑の隅に猫がまったりしてるのを見て「家の猫連れてきたん?」とか、まあそんなムダ話もしてると、拠点のハウスに続々と軽バンが集まってきてるのが見えた。
その職員も関係者なので、現地確認に来たついでに僕を見つけて先に声かけてきたのかと思い「そろそろ移動しますか?」って言うと、「なんのこと?」って。
てっきり早めに来たのかと思ったと伝えると「そんなの呼ばれてないし!」とか「呼ばれてないのに行くのもどーか」とか言ってたけど、結局関係者の中に知り合いがいるからって一緒に来て横で話してた。
現地確認の職員も、目の前の玉ねぎ畑見て「これどしたん?!」ハウスのトラクター見て「これどしたん?!」って言ってたよ(  ̄▽ ̄)。