農家の絵日記

道具も農地もない全くの非農家が、2016年秋に専業農家になりました。

detail

この前の話。

D組のほうが手前の部屋を使ってたような記憶もあるよ。

面談が終わって君がいた部屋の前を通ったような気がしてきた。

だから、君は僕の前を通っていない。

 

大切な記憶だから正しく覚えていたい。

でも、通ってほしかった気持ちが重なりすぎて、もうどっちが本当なのかわからなくなる。

 

「そこ違うよ」

手のひらに乗せた僕をつついてる。

そうだね。

僕の見ている世界は君の手のひらの上。

君の手を握っている僕は、いつも君の手のひらにいる。

だから全部お見通しだね。

 

どこが違うの?

あの日僕の知らないことがあるのなら、本当はどうだったのか教えてほしい。

間違えて覚えてるの、恥ずかしいし良くないじゃん。

同じ思い出になってる方がいいよ。

 

君の手のひらから落ちそうになったら、また真ん中に連れ戻してほしいと思ってる。

そこは合ってる?